女性の約7割が悩まされているという冷え性。
原因としては、以下のようなものがあります。
漢方から見た冷え性
・「気滞(きたい)」という気が滞っている状態の人はストレスで交感神経が緊張し血管が収縮して血流が悪くなります。
・「気虚(ききょ)」という気が不足している人は胃腸が弱くエネルギーをうまく取り込めないので熱を作ることができないのです。
・「血虚(けっきょ)」という血が不足している人は冷えを受けやすいのです。
・「痰湿(たんしつ)」という水分代謝の良くない人は水分のバランスが崩れむくみを生じ血流が悪くなります。
手足や腰などの特定の部分に冷たさを感じるだけではなく、冷えがひどくなると、頭痛や肩こり、筋肉痛、関節痛、不眠といった不調をともなってつらいものです。
体内にたまった冷えは「お血」を招いて、そこから女性特有のさまざまな症状を発生させてしまいます。
養生のアドバイス
夏に冷房で体を冷やし過ぎたり、冬に体を冷やす野菜を食べたりなど季節に逆らった生活も冷え性の原因となります。
まずは、毎日の生活を見直し、体を冷やさない工夫をしていくことが、冷えから解放され、未病(みびょう)を防ぐことにつながります。
また、冷え性を改善するには、体を温めるしょうがを活用します。黒砂糖と一緒に煎じたしょうが湯もおすすめです。
逆に体を冷やす緑茶やコーヒーを避けて、プーアル茶や紅茶など体を温めるものを飲むとよいでしょう。
※養生のアドバイスは体質や症状によって変わります。詳しくは森田草楽堂薬局までお気軽にご相談ください。
冷え性におすすめの漢方薬
冷え性が原因で起こる不快な症状はいろいろありますが、根本的にはどれも「お血」という事が冷えを引き起こしています。
ですから症状にあわせて「お血」を解消するタイプの漢方薬を使います。
■貧血気味でむくみがあり、頭が重い、めまい、動悸などの症状をともない、生理痛がある人
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
■生理不順と生理困難があり、足腰は冷えるのに手のひらがほてり、手や指に主婦湿疹ができやすい人
・四物湯(しもつとう)
■生理後や出産後に冷え性になった人
・キューキイン
・人参養栄湯(にんじんようえいとう)
■その他に
・冠脉通塞丸(かんみゃくつうそくがん)
・当帰養血精(とうきようけっせい)
・正官庄紅参(せいかんしょうこうじん)
・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
冷え性におすすめの健康食品
・ビイレバーキング
・ケアリプラ
ご予算
・15日分で約3,500~9,000円
※漢方薬や健康食品は体質や症状によって変わります。詳しくは森田草楽堂薬局までお気軽にご相談ください。
※漢方薬はお客さまのご予算・ご要望に応じて選ぶことができます。また、処方は数日単位でお出しすることができます。